バドミントンのスマッシュを速くする理想的なフォーム

スマッシュ

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スマッシュを速くするうえで、理想的にフォームについてお伝えしていきたいと思います。

僕がバドミントンを始めたときは中学生でした。

部には伝統的な素振りの方法が引き継がれており先輩が引退するまでひたすら素振りとランニングばかりしていたのを覚えています。

今でも、その素振りを覚えているのですが、まったく理にかなっていません。

当時は何も知らないのでひたすらそれをやっていたのですが、僕の場合は良いフォームを身に着けることができませんでした。

当時、仲間で強いメンバーはみんな綺麗なフォームだったのを覚えています。

上達するフォームって何なのか、教えてくれる人がいなければわかりませんよね。

また、上達するには綺麗なフォームが必要という事もわからないまま、競技生活を送る人もたくさんいると思います。

なるべく多くの方に参考になればいいかと思います。

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スマッシュを打つ上でフォームがなぜ重要か

フォームとは運動の形です。

これが理想的な形でないと動きがバラバラになったり、どこかの動きのみに重点が置かれて全身をうまく使うことができません。

例えば、歩くという何気ない動作を例にあえて不自然なフォームを作って考えてみます。

手の振りはそのまま、左足はの歩幅やスピードもそのまま、右足だけ強く速く前に出す。このような動作だと多少速く歩けるかもしれませんが疲れが尋常ではありません。

または、やろうと思っても、右足に他の動作が引っ張られてできないかもしれません。

そして、間違いなく強い違和感があります。

この不自然な動作のなにが違和感となっているかというと、力が連動していないという事です。

右足を前に出せば同じように足の対象となる左足は相対的に後ろに引く、そして、左手は前に自然と振られます。

このようにして、人の身体は自然と連動する理想的に動きをほとんどの人が無意識に身に着ける事ができます。

それではなぜ、バドミントンという競技の動作が理想的な動作として身につかないのでしょうか。

1つは、動作としての実行数がかなり少ないためです。

当然バドミントンのラケットを振る回数と歩く歩数はかなりの差があります。

歩く動作も赤ちゃんの時は全身の動きが連動していませんが、何年も歩き続けることにより上達してきたのです。

この動作を繰り返す中で、動作が効率よく合理的になっていく事を運動学で運動の最適化と言われています。

バドミントンのスマッシュのフォームを良くするのに1つ確実な方法があるとしたらこの最適化をさせればいいのです。

そこで上達する方法として1つ提案できます。

毎日オーバーヘッドストロークの素振りを1万回してください。

この方法だと、「理想的なフォームとは何か」「自分のフォームは何がいけないのだろうか」悩む必要がありません。

また、有識の指導者も必要ありません。

人間には小脳があってここが無意識の運動領域です。

人が理性や論理で悩んで解決しないものは無意識世界の運動専門家小脳先生に丸投げしてもいいかもしれません。

ただ必要な動作のサンプルが尋常ではありませんけどね。

繰り返し動作をする中で何気ない不自然な動きが少しずつ最適化されていきます。

繰り返し動作をする中で疲労から無意識に無駄を無くそうとします。

このようにして、時間と根気さえあればどのような環境の選手もどうにか打開できます。

ちなみに1万の数字は、1日1万歩を歩くのが健康的という定説から引用しただけなので根拠はありません。

もっと少なくてもいいかもしれませんが。努力はキチガイな勢いでやった方が成果がでます。

ただ、ケガをしないようにしてくださいね。

目標に達していなくても痛みが出たら中止し回復してから後日再開。

無理をする=努力ではないのでご注意を。休むことは重要です。

雑な解決法は終わりにして次に進みましょう。

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スマッシュ速くするための理想的なフォームを説く

さて、具体的な内容にはいる前に素振りを1万回するという力業の解決法を提案しましたが、今だ読み進めようとする人は理論的な解決を求める人なのだという事ですね。

ここから、具体的にバドミントンのスマッシュを打つ上での理想的なフォームをお伝えするのですが、ここで重要なのは形だけマネしてもすぐにスマッシュが速くなるわけではないという事です。

理由は前述の力の連動の関係です。

結局ポイントだけ理想的なフォルムを作ってもポイントとポイントをつなぐ動作まできれいに力がつながらないとロスが生まれてしまいます。

ロスを無くすには素振り1万とは言いませんが反復練習が必要です。何事も一朝一夕とはいかないのだと承知してください。

スマッシュを速くする基本のフォームのコツ(テイクバック期)

ここから、本題に入りますが一般的なバドミントンにおけるスマッシュの内容です。(ジャンプスマッシュではない。)

テイクバックとはスイングに入る前のタメや引きの動作であると解釈してください。

まず、超基本的な動作は大体できていると想定します。

例えば半身になって構えるなどです。

まだ、半身になれていない人は半身について説明したした記事がありますのでそちらをご覧ください。

上で打つとき半身ができてない人:打つ前に利き足を引けてない・打つ直前自分の身体の前面がネットと向かいあっている・後に下がるときに尻もちをつく、またはつきそうになる

そんな人こちら

また、グリップの持ち方についてもイースタングリップとウエスタングリップがあります。バドミントンで速いスマッシュを打つにはイースタングリップが必須です。ウエスタングリップとイースタングリップの違いがわからない方。ラケットを持って前に差し出した時ラケットの面が下を向いている方は持ち方が違う可能性があります。

こちらの記事で確認をしてください

まず、スイングに入る前に重要なのが足元のタメの動作です。

タメの動作とは重心と思ってもらえばいいです。

重心をどのようにしてタメている状態にするかというと、重心は下げる・右足に重心をのせるという事です。

僕はジュニアを教えていますが、小学生の女の子はほとんどできません。

なぜなら、重心を下げて片足立ちという事は、片足でスクワットをやっているようなものだからです。(もちろん厳密に言うと違いますが。)

かなり身体的負荷がかかりますが、

①片足で重心を落とす(まずは数センチ程度から、左足はしっかり浮かす)

②左腕はしっかり上げる(上げるほど良いというわけではありません。)

③右腕はある程度上げて肘を曲げる(身体と腕の角度が90度近くが好ましい)

③の90度についてですが、実際、90度も上げると窮屈です。

しかし、それくらい上げとくと動作としての無駄がなくなるので、他の球種と見分けがつきづらくなります。

しかし、力みの強い男子は無理に腕を上げると余計な力みが強くなるのでスマッシュの速さにはつながらなくなります。

加速直前の肩の筋肉はリラックスしていた方がいいので70度~80度くらいから自分のベストを確認してみるといいです。

あまり腕を下げ過ぎると力が入りませんので最低でも70度くらいは上げておいてください。

スマッシュを速くする基本のフォームのコツ(スイング期)

スイング期はテイクバック期のタメの状態からスイングを始めてインパクトをする瞬間までをさして話を進めていきます。

スマッシュのフォーム、スイング期の足の動き

動作は足元から始まります。

なぜ、足元からかというと強い運動は地面との反動を活用しているからです。

前述のテイクバック期のタメとは言い換えれば地面との反動を作るためのタメと言えます。

そのため、まずは落とした重心の解放と右足の重心を左へ移すことが必要です。

まず、足を置く位置は自然に1歩踏み込む位置でいいです。

重心移動の踏み込み動作と一緒に腕のスイングの振りを始めます。

スマッシュのフォーム、スイング期のインパクト直前

踏み込んだ左足に全重心をしっかりのせます。

全重心が乗った左足はしっかり軸足になるように上体を左足に乗せましょう。

左足を軸にして全身の回転をするとき右足が置き去りだと回転の邪魔をしてしまうので右足を少し上げてフォロースルー期には前に踏み出せるようにします。

上半身は左腕を意識してください。

構えの段階であげていた左腕を思いっきり引き下げてください。

なぜ、引き下げるかというと全身は左足を中心に反時計まわりで軸回転をしています。

右腕を前上に出したい時に、直前に左腕を引き下げると相対的にじくの回転に強く貢献します。

一見使用しない左腕は軸回転において右腕と対等と言えるくらい重要な役割を果たします。

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最初の構えで左腕を上げるのはこのタメの動作という事になります。

もう一つ、なぜ左腕を下げるのかというとスイングは上から振り下ろします。

その時、右肩を持ち上げようとすると肩の関節に余計な力みが生まれスポーツ障害を誘発します。

(インピンジメント症候群)そのため、左腕を下げると同時に左肩が下がります。

すると相対的に右肩が不可なく自然と上がり、右肩そのものはスイングスピードに専念できる状態という事になります。

スマッシュのフォーム、インパクトの瞬間

インパクトの瞬間は初心者程、手元に意識が集中しています。

気持ちはものすごくわかります。

しかし、手元に意識が行き過ぎて身体の動きや全体の力の連動がおざなりになりやすい部分です。

そのため、熟練の指導者は最初のうちは自由にシャトルを打たせるのを嫌がります。

なぜなら、シャトルに気を取られていい加減な身体の使い方を反復してしまい、それが固定してしまうためです。

シャトルを打つ瞬間の意識は難しいので子どもが自力で感覚をつかむのは非常に難しいと感じます。

そのため、周りの人が細かくアドバイスすることが重要になります。

インパクトの瞬間での足の動き

※足の動きといっても、このように足を動かす。というよりもスイング動作の中で自然とこのようになるようにしましょうというニュアンスになります。

インパクトの瞬間はラケットを持った側の足が身体の入れ替えとともに前に出ているようにしましょう。

例えば、右利きなら右足が左足を越している状態です。

なぜ、この形が重要かというと理想的なスイングのフォームでは、身体の回転と重心移動と軸ができていることが重要です。

身体の回転が右肩で前になるように回っていれば自然と右足も前に出ます。

その時、しっかり左足に重心を集められれば、重心移動ができていることになりますし、軸ができています。

そうなれば自然と、右足がでるという事になります。

力の連動が足元から手元に移行する事を考えると、忘れてはいけないのが体幹です。

スマッシュのフォーム、インパクトの瞬間の体幹の重要性

前項目の左の軸の話の補足の内容になりますが、力の連動は関節部分で大きくロスしてしまいます。

股関節は踏み込んでいるのであまりロスがないです。

しかし、最も力の連動を邪魔してしまうのが椎間関節です。

平たく言うと背骨ですね。

せっかく力をためて下半身が力強く加速しても体幹がぐにゃぐにゃだと、力が腕まで伝わりません。

意識的に腹筋を力ませて足元の力をロスなく上へ伝えましょう。

この体幹の話はタメの時期から始まり常にだと思ってください。

腹筋を力ませるのですが、トレーニング知識がないとどうしても腹直筋を力ませてしまいます。

このとき、重要なのは内腹斜筋・外腹斜筋・腹横筋です。

これらはインナーマッスルといって身体の深い位置にある筋肉です。

くびれに関わる筋肉なのでよくシェイプアップなど、ダイエットの話題でピックアップされる筋肉となります。

これらのインナーマッスルは姿勢を維持する筋肉で、身体をブレずにロスなく動かすのに最も重要です。

ちなみに、腹直筋はお腹の割れ目を作る筋肉です。

腹直筋はまったく使わないというわけではなく、まずはお腹を力ませて姿勢が崩れないようにする意識作りをしましょう。

徐々に姿勢を無意識に維持できるようになるはずです。

ちなみにバドミントンはすべての動作に腹筋を使うものと言っても過言ではないと感じています。

バドミントンのフォームは常に姿勢を維持しなければならないと言い換えることもできますね。

肩を上下に動かし過ぎない

肩を上下にとは、運動学的な用語で内転運動といいます。

シンプルな言い方だと脇をまっすぐに下げないという事です。

これも文章で伝えるのは難しいのですが、ラケットを振るときの動作は肩関節を内側に回す動作です。(内旋)

ラケットは振り下ろすものというイメージが先行して強く脇をしめるような動作になってしまうとこの内旋という肩を内側に回す動作がおろそかになってしまいます。

少し肘を曲げた状態で肩から先を完全に内側に捻ると関節の構造上むしろわずかに脇が開きます。

そのため、脇を完全に閉めるようにしてスイングをする人は肩関節の捻りの動作がおろそかになっているという事ですので確認してみてください。

スマッシュは最後に回内をフルに使って叩き落す

ここまでで、足もとからの重心のタメから始まり動作を連動させて手元まで力を伝えてこれたかと思います。

インパクトの瞬間に最後にできる事は回内を使ってラケットを加速させることだとです。

回内が重要であることを理解している人は多いかと思いますが、本当にスマッシュのときに回内をフルで使えているでしょうか。

というのも、スマッシュを打ったと手元に反動が返ってきます。

これを抑え込むために握りこむだけの人が多いのではないでしょうか。

回内を使うには当然、多少回外側にラケットを回さないと十分な回転をさせることができません。

テイクバック時に回外側に少し回すと今まで以上に強く回内に回せるようになります。

しかし、これも欠点があります。

けっこうラケットがぶれてしまいます。結果コントロールが乱れてしまいます。

その点も踏まえて速さを重視したいときにフルで回内を使って叩き込みましょう。

スマッシュのインパクトの瞬間は腕を引き込むようにする

スイング動作のインパクトの瞬間は腕を引き込むようにしましょう。

これができていない状態というのは腕を遠くに出し過ぎてしまっている状態です。

スマッシュに角度をつけるためにもなるべく前で打った方がいいです。

しかし、最後まで遠くに出し切ると運動の効率が悪くなってしまいます。

人の身体は手足を引き込む方が強い力が発揮できるようになっています。

言い方を変えると関節を伸ばすより引き込む方が強い力になるという事になります。

例えば肘の関節・指の関節をイメージするとわかりやすいかもしれません。

肩の関節も同様で外側に振り払う動作よりも何かを胸元に引き込む動作の方が強い力を発揮します。

そのため、スイングも肘を伸ばし切るのではなく回内をしながら少し引き込むような腕の軌道をたどればいいです。

打ち終わったあとラケットが左腰に向かうように振りぬく

上記と少し似てしまうのですが、よくある間違いにラケットをまっすぐ下に振りぬく人がいます。

この腕の動きはバレーだと正解だと聞いたことがあります。

高校のバドミントン部の指導をしていて感じるのが元バレー部がラケットが反対腰の方に行かないようです。

僕は、自分のジュニアチームに教えるときは剣を左腰の鞘にしまうつもりでラケットを最後動かすように言っています。

動作のゴールが一定していると、フォームが安定しますので同時にコントロールもよくなります。

この部分でフォロースルーのゴールを意識することがインパクトの瞬間から考えておく必要がある要因です。

スマッシュを打ち終わった後、フォロースルー

フォロースルーとは、インパクトが終わった後のラケットの減速して止まるまでの惰性のようなラケットの動きの部分です。

ここでは、今打つ(打った)スマッシュの速さには当然影響してきません。

もちろん打ち終わったあとの話ですからね。しかし、注意して欲しいことが何点かあります。

というのも、スマッシュを打ってそれで完全に得点になってしまえば何も考える必要はないのですが、実際は当然ある程度レシーブされて返球されてしまいます。

この対応がしっかりできるフォロースルーをしましょう。要は次の準備ですね。

スマッシュを打ち切って目を伏せない

次の返球が返ってくると考えると当然顔をすぐに上げないと次の対応ができません。

僕が指導している生徒でもいるのですが、全力でスイングしすぎてそのまま目線が下を向いたままになってしまう場合があります。すぐに顔をあげましょう。

スマッシュを打った後、肘まで全部振り切らない

これは、ちょっと難しいかもしれませんが、スイングをした後の肘が自分のお腹に設置する程振り切ってしまうとすぐにラケット上げるのが難しくなってしまいます。

エルボーができるくらいというと言いすぎですが正面に肘を張っているくらい残していても問題ないです。

むしろ、それくらい肘が残せると十分に回内で打てているということにもなります。

いかがでしたか、フォームを見る時はその人のフォームを見て適所にアドバイスができますが、記事にするといろんな状態を想定して文章を構成したため長文で要点にがわかりづらくなってしまいました。

もしかしたら、フォームについて新たに気が付いたらまた追記するかもしれません。

あなたのより良い上達を願います。

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