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今回はハイバックについてまとめたいと思います。
ハイバックについて技術的に高いハードルと感じている人が多いのではないでしょうか。
僕自身、ハイバックについて誰かに教えてもらう経験がなかったので自力で習得し大変苦労しました。
それまでシングルスではひたすらラウンドで回りこんでいたのですが、やはり完全に押し込まれると限界があります。
そうすると、どうしてもハイバックで打たざるを得ない場面はどうしてもありました。
ハイバックでクリアが打てない場合はネット前ドロップでつないでいたのですが、数回ラリーがつながると読まれるようになってしまいます。
結局ハイバックでハイクリアが打てるくらいのスムーズなフォームがないとハイバックからのカットもドロップも動きがぎこちなくて、相手にコースを読まれてしまうのだと感じます。
そのため、ハイバックからのクリアが打てることは他のショットに通じる部分があると感じます。
しかし、ハイバックで各種ショットが打ててもラウンドから打つショットの方が多彩です。
ハイバックを習得したからといってなるべくラウンドで回りこむようにしましょう。
ハイバックでクロスのハイクリア、スマッシュなどを打つのが難しいですからね。
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Contents
基本のリストの使い方
まず、この記事からご覧になっている方のために手首の使い方について確認します。
まず、大切なのはリストスタンドです。
このリストスタンドとは、手首をしっかり固定することによって、動作のロスを減らす目的があります。
手首は柔軟な関節であるためにしっかりロックしていないと足元から作った力を緩衝してしまいます。
このせいで一生懸命、力んでいるにも関わらず飛ばないという状態になってしまいます。
手首は力を入れることよりロスを無くす事が重要なのでしっかりリストスタンドを維持してスイングを行うようにしましょう。
バックハンドの肘の使い方
ハイバックでは肘を伸ばし切らないことが大切です。
たまに、肘を伸ばし切って遠心力で打とうとする選手がいます。
このような打ち方では飛距離に限界がありますし、コースを相手から読まれてしまいます。
肘の角度は135°程度、感覚としては完全に伸ばし切った位置からラクな位置に軽く曲げたくらいです。
この状態で回外を使います。
このときの回外は全力だとフォームが乱れやすいので8割くらいの加減の方が気持ちよく飛ぶ気がします。
もう一つは、肘の位置を必要以上に大きく動かさないのも重要です。
力の大半は重心から作るのであまり力を入れすぎるとラケットが乱れてコントロールが悪くなったり、力がロスしてしまいます。
そのため、テイクバック時もある程度引きますが動きがぶれない程度にしましょう。
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ハイバック時の肩の使い方
肩の動作は外旋動作をメインに行います。
外旋動作とは、肩を外側に回す動作です。
胸を開くような動作と間違いやすいかもしれませんが、上腕を外側に捻じる動作です。
その時に、肘の位置は動きません。
イメージとして、関西の漫才の突っ込みの動作は肩関節の外旋をつかっていると言えます。
また、この外旋動作は肘を伸ばして一直線にすると回外動作と合わさって動くようになります。
肩を上げる高さについて、言い換えると脇の角度といった方がわかりやすいかもしれません。
脇の角度はしめ過ぎても開けすぎてもいけません。
だいたい45°くらいがちょうどいいです。
肩だけで打っている人にはそんなに腕を上げないで打てるのかと疑問に思える人もいるかもしれません。
打点の高さを作るためには、ラケットを高く上げる必要があります。
このときでも、肩の関節を大きく上に開くのではなく、股関節から身体に角度をつけて打点を上げましょう。
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ハイバック時の体幹の使い方
ハイバック時、胸を開くようにして打ちますが、お腹や腰回りに余計な動作がないようにしましょう。
特によくないのが背中が丸まってから伸びるような打ち方です。
ハイバックが遠くに飛ばせる人はしっかり姿勢を低くしてタメを作るので一見丸まって見えるかもしれません。
しかし、よく見ると体幹はしっかり直線になっていて安定しています。
お腹や背中の曲げ伸ばしの動作を利用して打つショットはもともとないので、ハイバックも同様です。
体幹も手首や肩回りと同じ固定して力のロスがないようにしておきます。
ハイバックを打つ時はしっかり背中を正面に向ける
ハイバックはしっかり背中を向けて打ちます。
うまく飛ばない人で正面が自分で見えるようにして打つ人がいます。
その状態でドライブを打つのなら問題ないのですが、ハイバックを打つのであれば完全に身体を入れてタメを作らなければいけません。
このときの背中を向けるというのは背面のロゴなどが完全に相手から見えるくらい背中を向けます。
また、せっかく背中が見えるくらい向きを変えているのに、無理して相手の方を見ようとすると力の流れが不自然になってしまいます。
自分の視線はシャトルのみに意識しましょう。
姿勢を低くして回り込む
姿勢を低く回り込む事で、自然とタメを作れます。
また、スイング動作の安定するので、姿勢の高さは重要です。
これは、ハイバックに限らずすべてのショットで同じことが言えます。
スイングの瞬間は姿勢を低くするのでもちろん最後の直前の1歩から姿勢を低くしましょう。
なぜ、打つ前から姿勢を低くしければいけないかというと、上体が高い状態から最後の1歩を踏込みながら姿勢を低くすると、急激に視点が下がるためです。
この、視点のズレ自体をあまり意識しないために大した事ないと感じるかもしれません。
しかし、身体は力を発揮しながらコースや加減をコントロールするのは難しいものです。
さらに直前に視点が大きくずれてしまうとさらにコントロールが難しくなってしまいます。
シャトルはまっすぐに飛んでいますが、頭の位置が大きく動くと目線基準ではシャトルが動いてしまいます。
踏み込む力を利用する
ハイバックを飛ばすにはいくつか方法がありますが、汎用性の高いのが踏み込む力を使うものです。
先に足を着いてからスイングをしますが一連の動作である事が重要です。
タイミングをつかめていない選手は踏み込んだ反動が完全になくなってからスイングをしてしまいます。
仮に重心移動で十分にスイングできる選手ならもちろん反動を無理に使う必要はありません。
この方法なら、打点を変えればハイバックでスマッシュやドライブを簡単に打てます。
伸びあがる力を利用する
足を着きながら身体を上に伸ばしながらスイングします。
これは、ハイバックでクリアを飛ばすだけなら簡単に飛ばす事ができます。
ハイバックでドライブなどを打つ場合は姿勢を低くしたままが理想的です。
この場合はスイング動作と一緒に伸びあがるので姿勢は上がります。
また、同時に足を踏み込むので力を伝えやすいです。
しかし、この姿勢からでは低いショットを打つのは難しいのでハイクリアしか打てないと思います。
以上になります。
ハイバックを習得し、バック側でラウンドで回り込めなくても多彩にコースをさばけるようになれば上級者の仲間入りと自負できるかもしれません。
しかし、ハイバックは触るタイミングが少し遅いために相手に余裕を与えてしまいます。
仮に、ハイバックをしっかり習得できたとしてもバック側はラウンドで打つのが基本なのでフォアで打つための回り込みを速くできるようにしましょう。
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